地域交通計画・都市交通計画

高齢化・人口減少などを背景とした都市のコンパクト化を推進するうえで、道路には自動車を中心とした円滑な交通処理に加え、自転車、歩行者や公共交通が利用する道路空間の確保、安全・安心な道づくりなどが求められています。私たちIDECは、道路単体の計画に留まらず、将来のまちの姿を描く中でまちづくりと一体となったみちづくりの推進、みちづくりによるまちづくりの誘導などについて、地域住民や自治体の皆さんが取り組む計画策定をお手伝いしていきます。

三郷駅前地区市街地再開発事業に係る都市交通検討調査業務委託

  • 発注者

    尾張旭市
  • 年 度

    令和4年度
  • 業務の特徴

    三郷駅周辺まちづくり基本計画で掲げられている“「ひと」にやさしい緑豊かで快適なまち”の実現のため、三郷駅駅前広場の整備時における周辺道路の渋滞緩和・円滑化に寄与する対策案について、自動車・歩行者混在型のミクロシミュレーションにより検証しました。

吉祥寺駅南口周辺交通体系検討支援業務委託

  • 発注者

    武蔵野市
  • 年 度

    令和4年度
  • 業務の特徴

    多くの人で賑わう吉祥寺駅の南口では、周辺の幹線道路に多数の路線バス乗り場が並んでいることで、道路混雑や、バス待ち客の多さによる歩行環境の低下などの問題を招いています。これらの解消に向けて、予定されている駅前広場の整備と合わせたバス停の移設のパターン検討と、その実現に向けたロードマップの整理を行いました。

出典:武蔵野市「吉祥寺駅南口交通環境基本方針の策定に向けた考え方」

公共交通

 人口減少の進展、マイカー利用の増大などを背景に地域公共交通の利用者は減少傾向にある中、交通事業者は運転手不足の深刻化、燃料費の高騰などにより事業経営は非常に厳しい状況にあり、地域公共交通の維持が困難な地域が多くなっています。
地域公共交通の必要性、重要性が高まる中、「地域交通法」では、すべての地方自治体に対して「地域公共交通計画」の策定が努力義務となるとともに、補助制度が計画と連動するようになり、地方自治体による地域公共交通への関わりが求められています。
当社では、地域住民等の移動特性を踏まえた効率的かつ効果的な移送サービスを確保・維持・改善する施策を提案するなど、「地域公共交通計画」の策定を支援しています。

碧南市地域公共交通計画策定支援業務

  • 発注者

    愛知県碧南市
  • 年 度

    令和4年度~令和5年度
  • 業務の特徴

    「みんなが使う公共交通で支える 活気あるまち へきなん」を地域公共交通の基本的な方針とし、鉄道、路線バス、コミュニティバス(くるくるバス)及びタクシーが果たすべき役割を明確化するとともに、確保・維持の方法を定めました。
    基本方針の具体的展開方向として、①市内の移動を支える公共交通の利用環境を改善します、②関係者が連携・協働し、みんなが元気になる取組みを展開します、③人の流れに対応した広域公共交通ネットワークを維持・活性化しますの3つの基本目標とともに、定量的な目標値を設定しました。
    また、目標を達成するために実施する事業として、バス利用環境の改善や利用者目線の分かりやすい情報案内、利用者や公共交通が元気になる取組みの展開など、アクションプログラムを定めました。

将来公共交通ネットワークイメージ

日進市地域公共交通計画策定支援業務

  • 発注者

    愛知県日進市
  • 年 度

    令和3年度~令和4年度
  • 業務の特徴

    「みんなで支える公共交通環境が、活力とにぎわいを生むまち」を基本方針に定め、市民や地域、行政、鉄道事業者やバス事業者をはじめとした民間の交通事業者など、本市の地域公共交通に関わるすべての関係者が連携・協働することにより、それぞれの公共交通の運行が確保された移動環境が整い、本市内外での交流・対流が促されるまちを目指しています。
    名古屋市や豊田市方面への広域的な移動手段として機能する鉄道やそれを補完する路線バスを基幹公共交通軸としつつ、コミュニティバス(くるりんばす)は一定程度の幹線機能を有しながら地域住民の生活に合致した運行を確保し、より地域事情に密着したきめ細やかな移動サービスとの連携を図ることで、一体的な地域公共交通環境をつくっています。
    自動運転バスや大学スクールバスへの一般客の混乗など、新たなモビリティサービスの導入実現を支援するとともに、公共交通を楽しく便利に利用できる環境の整備や公共交通を安心して利用できる情報・案内の提供など多種多様な取り組みを進めています。

将来公共交通ネットワークイメージ

自動運転バス走行開始

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