立地適正化計画

 今後予想される人口減少や高齢化が進むと、これまでに拡がってきた市街地では、一定の人口密度に支えられてきた都市機能の維持ができなくなり、快適な生活や持続可能な都市経営の確保が困難になることが全国的に懸念されています。
 このような中、IDECでは、都市全体の観点から、居住や医療、福祉、商業などの都市機能の立地誘導を図りつつ、公共交通と連携してコンパクトなまちづくりを進めるための計画策定を支援しています。

津島市都市計画マスタープラン等策定業務委託・津島市立地適正化計画の内居住誘導区域等検討業務

  • 発注者

    津島市
  • 年 度

    令和元~5年度
  • 業務の特徴

    津島市の都市拠点である津島駅周辺のまちづくりを推進するために先行して都市機能誘導区域を設定し暫定版の立地適正化計画を公表しました。その後、居住誘導区域などの必要な項目を定めた立地適正化計画を策定しました。
    GISを活用した25mメッシュのポテンシャル評価を行い、ポテンシャル評価が高い津島駅周辺を都市機能誘導区域に設定しました。
    都市機能誘導区域・居住誘導区域をまちの特性を踏まえた複数のエリアに区分して誘導施策を検討しました。
    居住誘導区域をエリア別に区分し、目指すまちづくりのイメージを検討しました。
都市機能立地のポテンシャル評価結果

都市機能立地のポテンシャル評価結果

長久手市立地適正化計画策定業務委託

  • 発注者

    長久手市
  • 年 度

    令和4~5年度
  • 業務の特徴

    リニモを中心としたコンパクトなまちづくりを進める検討を行いました。
    長久手市は当面人口が増加することが予想されるため、現在の市街地をうまく活用しながら、将来的な人口減少を見据えて現在の市街地規模を維持するまちづくりを検討しました。
    市民とのまちづくりの将来像を共有するため、まちづくりのイメージを作成し計画に掲載しました。
    ワークショップを2地区で各2回開催して、市民アイディアを誘導施策やまちのイメージに反映しました。
まちづくりイメージ

まちづくりイメージ

総合計画

 総合計画とは、自治体のおおよそ10年後のまちや人口、産業などの将来像を掲げ、その実現に向けてあらゆる分野での取組を位置づけるものです。その期間における施策・事業の方向を定めるものとして、自治体の「最上位計画」とされています。

第6次犬山市総合計画策定支援業務委託

  • 発注者

    犬山市
  • 年 度

    令和3~4年度
  • 業務の特徴

    本案件では、都市計画マスタープランも弊社が並行して策定していたことから、地理的に具体性をもった将来像を掲げることができました。また、将来的な宅地開発の計画と連動した人口推計を行うことで、リアリティのある将来人口目標を設定することができました。
    施策においては網羅的な施策を分野別に分かりやすく整理し、評価に際しても混乱のない目標-施策-評価指標の体系化を図ることができました。
    さらに、観光都市として飛躍を期する犬山市にふさわしい表紙イメージを、市内在住のデザイナーと協働して制作したほか、色覚障害者にもやさしい紙面づくりを心掛けています。

都市のマスタープラン

 都市計画の全体の方針を定めるマスタープランとして、都道府県が上位計画として定める「都市計画区域マスタープラン」、各市町村が定める「市町村マスタープラン」があり、IDECでは多くの地方公共団体の策定支援について長年携わってきました。近年は、人口減少・少子高齢化等の社会情勢を踏まえ、持続可能で活力ある地域づくりを進めるため、集約型都市構造の実現に向けた都市づくりや、地域特性や多様なライフスタイルに対応するまちづくりなど、特色あるプランづくりを行っています。

都市計画区域マスタープラン等検討調査業務委託

  • 発注者

    愛知県
  • 年 度

    平成28~30年度
  • 業務の特徴

    愛知県全体の都市づくりの方針を示す「愛知の都市づくりビジョン」の策定を支援しました。この中で、愛知県が目指す集約型都市構造のイメージについて検討しました。
    さらに、「愛知の都市づくりビジョン」を基に、愛知県下の6つの都市計画区域ごとに、「都市計画区域マスタープラン」を検討しました。

都市ごとの特性を踏まえた集約型都市構造のイメージ

第4次刈谷市都市計画マスタープラン策定業務委託

  • 発注者

    刈谷市
  • 年 度

    平成30~令和4年度
  • 業務の特徴

    市域が南北に細長く、河川で北部・中部・南部 の3つの地域に地理的に分かれる特性を踏まえた将来都市構造を検討しました。
    将来都市構造はGISを活用したメッシュ分析を行い、都市拠点や産業拠点等の位置づけについて検討しました。
    3地域ごとにまちづくりの方針を定める地域別構想の検討にあたり、ワークショップの開催支援を行い、地域住民の意見を反映しました。
    中心市街地である刈谷駅周辺のまちづくりを推進するため、中心市街地地区のまちづくり方針を計画書に掲載するとともに、まちづくりの実現化方針を明記しました。

都市機能の立地状況

名鉄知多武豊駅西グランドデザイン策定支援業務

  • 発注者

    武豊町
  • 年 度

    令和3~4年度
  • 業務の特徴

    武豊町の都市の核となる拠点形成に向けた具体的な都市整備を進めるため、拠点形成に主眼を置いた駅西グランドデザインの策定を支援しました。
    駅西グランドデザインの検討にあたり、駅利用者アンケートや対象エリアにおける交通量調査等により、町民意向を調査し、計画に反映しました。
    拠点周辺を先進的な取り組みにチャレンジしていくエリアと位置づけ、施策の検討を行いました。
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